(高雄中央社)南部・高雄市は16日、青森県や同県むつ市と国際交流の促進に取り組む覚書を交わした。今後農水産品、観光、教育などの分野で協力を進める方針だ。
陳其邁(ちんきまい)高雄市長と宮下宗一郎青森県知事、山本知也むつ市長が覚書に調印した。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会高雄事務所の奥正史所長(総領事に相当)が立ち会った。
陳市長は、高雄と青森、むつはいずれも農水産や観光の資源が豊富で、半導体などの産業発展にも尽力していると強調。観光や農水産業、スマートシティーなどの分野で協力し、台日関係のために多方面での実質的な交流の機会を開拓したいと語った。
宮下知事は、毎年8万~10万人の台湾人旅行客が青森を訪問しているとし、高雄からの青森旅行を歓迎するとアピールした。
宮下知事は同日、南部・台南市も訪問。黄偉哲(こういてつ)市長と面会し、半導体産業など将来の交流などに関して話し合った。