(高雄中央社)海軍のコルベット防空試作艦の主要ブロック完成を記念した式典が4日、南部・高雄市の中信造船で開かれた。頼清徳(らいせいとく)総統や顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)、安全保障政策に関する総統諮問機関、国家安全会議の呉釗燮(ごしょうしょう)秘書長らが出席し、今後の建造が引き続き順調に進むよう願った。
頼総統はあいさつで、同試作艦が満載排水量1000トン以上3000トン未満の2級軍艦では国産第1号であり、重要な節目であるこの式典を順調に行えたことには三つの大きな意義があると言及。1点目に艦艇の国産政策が安定して進んでいること、2点目に防衛産業の実力が持続的に伸びていることを挙げた。
3点目は沿海を防衛する戦力を全面的に強化することだとした上で、同試作艦の完成後は政府系研究機関の国家中山科学研究院が研究開発した防空ミサイルや対艦ミサイルを搭載し、加えて先進的な偵察、砲撃、戦闘管理システムを統合すると説明。より機動性が高い海上哨戒の責任を担うと述べた。
同試作艦は昨年11月に起工した。引き渡しは2026年を予定している。