(台北中央社)行政院(内閣)は22日、卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)が新型潜水艦の建造プロジェクトをすでに承認したと明らかにした。2025年から38年にかけて約2840億台湾元(約1兆2900億円)の予算を投じ、新型潜水艦7隻の建造準備を行うとしている。
行政院院会(閣議)はこの日、2025年度の中央政府予算案を決定。防衛費は総額6470億元(約2兆9400億円)で過去最高となり、国内総生産(GDP)の約2.45%を占めた。
行政院の陳世凱(ちんせいがい)報道官はこの日午後、政府はインド太平洋地域の平和と安定を守る決意を堅持し、引き続き国防力を高め、航空機や艦艇を国産化するなどの政策を着実に進めると強調。強靭(きょうじん)な台湾をつくり、主権を守るとコメントを発表した。