(台北中央社)外交部(外務省)は9日、日本の超党派の国会議員でつくる「日本の安全保障を考える議員の会」のメンバー6人が12~14日に台湾を訪問すると発表した。頼清徳(らいせいとく)総統や蕭美琴(しょうびきん)副総統らと面会する予定で、「心から歓迎する」としている。
訪問団は、自民党の石破茂元幹事長や教育無償化を実現する会の前原誠司代表が共同団長を務める。
外交部によると、蔡英文(さいえいぶん)前総統や安全保障政策に関する総統諮問機関、国家安全会議の呉釗燮(ごしょうしょう)秘書長、林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)、顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)、台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全(そかぜん)会長らとも面会し、台日安全保障の促進などについて意見交換するという。
外交部は訪問団のメンバーについて、国防や安全保障、地域情勢の専門家だと説明。訪問団の訪台交流で、台湾と日本など理念の近い国との協力を促進して世界の民主主義陣営の強靭性(きょうじんせい)を強化し、台湾海峡とインド太平洋地域の平和と安定、繁栄と発展を共同で守ることを望むとした。