(屏東中央社)神戸市議9人は27日、南部・屏東県を訪問し、周春米(しゅうしゅんまい)県長と面会した。25日に台湾に上陸した台風3号が同県にもたらした被害に心を寄せ、阪神淡路大震災から神戸市が復興した際の経験を共有した。
同県政府伝播・国際事務処が報道資料で知らせた。議員らは29日に台南市で開かれる、台日の地方議員の交流を目的とした「第10回日台交流サミット」に出席するために訪台した。
訪問団を率いた上畠寛弘市議は、神戸市と屏東県での姉妹都市締結に関する覚書を交わすことを提言。周氏も前向きな姿勢を見せ、双方が将来、観光や農業、教育などさらに多くの分野で実質的な交流ができればと期待を寄せた。
屏東県では台風3号により163カ所で冠水が発生。28日午前までに42人のけがが報告された。また農産物の被害額は全国で最も大きかった。