(台南中央社)台湾本島と離島・澎湖を結ぶ海底ケーブル「台澎3号」を切断したとして、ケーブルを維持管理する通信大手、中華電信が貨物船の中国人船長の男に損害賠償を求めた訴訟の判決で、台湾台南地方法院(地裁)は29日までに、1822万2398台湾元(約9111万円)を支払うよう命じた。
貨物船「宏泰58」の船長だった男は2025年2月、南部・台南沖で、いかりを下ろすことが禁止されている海域にもかかわらず、乗組員2人にいかりを下ろさせ、さらに船をジグザグに航行させて海底ケーブル「台澎3号」を切断した。宏泰58はトーゴ船籍で、乗組員全員が中国人だった。
台南地裁は同年6月、男に懲役3年を言い渡した。男は控訴したが台湾高等法院(高裁)台南分院がこれを棄却。すでに服役している。
中華電信は刑事付帯民事訴訟で男への訴訟を起こした。海底ケーブルを修理するための船や護衛船、ケーブルと接続資材、資材運搬などにかかる費用として1930万4160元(約9652万円)の賠償を求めていた。