(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は21日、南米パラグアイのペニャ大統領と台北市の総統府で面会し、両国のパートナー関係を深め続け、自由や安定、繁栄に向けた道を共に進んで国際社会で光を放ちたいと述べた。
パラグアイは中華民国(台湾)と外交関係を有する12カ国のうちの一つで、南米では唯一の国交国。ペニャ氏ら訪問団は頼氏の総統就任式に出席するために訪台した。面会には蕭美琴(しょうびきん)副総統や潘孟安(はんもうあん)総統府秘書長、林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)が立ち会った。
頼氏は副総統だった昨年8月、パラグアイで行われたペニャ氏の大統領就任式に蔡英文(さいえいぶん)総統(当時)の特使として出席した。頼氏は、その際に行く先々でパラグアイの人々から熱烈な歓迎を受けたと振り返り、ペニャ氏ら訪問団も今回、台湾の人々からのおもてなしの心を感じたことだろうと語った。
またペニャ氏が国際社会の場において台湾のために公正な発言をし、台湾の国際参加を支持したとして感謝を表明した。
ペニャ氏は、今回の訪台は台湾とパラグアイの66年間にわたる揺るぎない外交関係を改めて示すものだと言及。両国はこれまで共に努力し、多くの計画を進めてきたとした上で、今後も双方で協力し続け、両国を過去に想像できなかったほど美しい未来に導いていきたいと期待を寄せた。