(台北中央社)国防部(国防省)は27日、中国が26日に事前通告なしに設定した南部・高雄、屏東沖の演習区域で、中国の主力・補助艦計7隻の活動を確認したと発表した。27日午前6時までの24時間には中国の軍用機延べ45機と艦船15隻が台湾海峡周辺で活動した。国軍は軍用機や軍艦、沿岸部に配備したミサイルシステムで厳密に監視し、対処したとしている。
国防部は27日、「演習区域」の広さは長さ70カイリ(約130キロ)、幅20カイリ(約37キロ)だったと明らかにしていた。
国防部の発表によると、中国海軍の編隊は26日、午前8時50分から午後3時40分まで「演習区域」で活動。台湾海峡周辺で活動が確認された軍用機延べ45機のうち、延べ34機は台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越え、北部や南西空域に進入した。艦船15隻のうち、14隻が軍艦、1隻が公船だった。
また26日午前9時15分から午後7時25分までには、台湾南西の空域で中国の主力・補助戦闘機やヘリコプター、無人機など延べ20機が「演習区域」に近い場所で活動したという。