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ルーロー飯の具など日本で販売へ 台湾の流通業者と熊本の飲食業者が覚書

2025/03/10 19:04
ルーロー飯を味わう農業部の黄昭欽政務次長(左)と重光産業の重光克昭社長=同部提供
ルーロー飯を味わう農業部の黄昭欽政務次長(左)と重光産業の重光克昭社長=同部提供

(福岡中央社)中部・台中市の流通業者「保証責任台中市沙鹿区果菜運銷合作社」と熊本県の飲食業者、重光産業は9日、加工品ブランド「農村好物」の協力促進に関する覚書を締結した。ルーロー飯の具「滷肉燥」やドライマンゴーなどが今後、重光産業が運営する「味千拉麺」の店舗で販売される。

農業部(農業省)農村発展・水土保持署は2015年から、農産物や水産物を原料として生産地で製造する優れた加工食品を「農村好物」として認定している。福岡市内で行われた締結式には同部の黄昭欽(こうしょうきん)政務次長が立ち会った。

味千拉麺で販売されるのは、レトルトパウチの滷肉燥やオーギョーチ(愛玉子)のゼリー飲料、ドライグアバ、ドライマンゴーなど10種類。まずは熊本市内の本店、東バイパス店、富合店の3店舗で販売するという。

黄氏は、今回の協力は台湾の農村産業がグローバル化を進めるための重要な一歩を象徴していると言及。またレトルトパウチの滷肉燥が正式に日本に輸出されるのは初めてで意義は大きいと述べた。

重光産業の重光克昭社長はあいさつで、自社の創業者が台湾出身であり、台湾との交流を長く望んでいたと話した。さらに本社がある菊陽町に半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が工場を設置した関係で、熊本と台湾のつながりはこれまでになく密接になったとした上で、「農村好物」を自社店舗で販売できるのは台湾とのつながりを強化する大きなチャンスだと期待を寄せた。

覚書によれば、今後は商品開発で双方が手を組む可能性もあるという。

(楊明珠/編集:田中宏樹)

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