(台北中央社)台北市の台湾博物館本館で行われていた、昨年11月の野球の国際大会「プレミア12」で初優勝を飾った台湾代表をテーマにした特別展が2日、幕を閉じた。約2カ月の会期中に延べ18万6806人が訪れ、同館のこれまでの記録を大きく上回った。
特別展は中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)が中華民国野球協会、非政府組織(NGO)中華文化総会、台北市政府体育局と共催し、1月1日に始まった。優勝トロフィーや試合で使われたボールとバット、選手が身に着けたユニホームなどが展示された。開幕初日には3000人を超える来場者があり、過去60年近くで最多となったという。
同館の陳登欽館長は3日、中央社の取材に応じ、特別展の期間中は前年同期比で約2.5倍の来館があったと振り返った。また初めて来館する人が多く、新たな客の獲得につながったのは大きな収穫だったと述べた。
常設展や同時に開催されていた他の特別展も来館者の注目を集め、同館を再び訪れたいとの声も多く聞かれたと話した。