(台北中央社)卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)は7日、立法院(国会)で報道陣の取材に応じ、平和を保つためには自らを強くするか、降伏するかの二つの方法があるとの認識を示した上で、「われわれは中華民国(台湾)をより強い国にすることを選ぶ」と語った。一部メディアが台湾は米国から武器購入を迫られる恐れがあるなどと報じたことについては、いかなる国からも購入を求められていないと否定した。
台湾の防衛予算を巡っては、立法院が今年度の予算を大幅に削減したことに米連邦議会の一部議員が憂慮を示している。
卓院長は、自分の国は自分で救うと強調。中華民国は主権が独立した国であり、政府は国防や、艦艇や航空機を自主開発する「自主国防」のニーズに基づき、いかに国軍全体の戦力を向上するかを考慮していると説明。国の健全な財政状況を見ながら、適切に世界各国から先進的な武器や装備を購入、追加するとした。