蔡英文総統、米下院の超党派訪問団と面会 「民主主義陣営を強大に」／台湾

（台北中央社）蔡英文（さいえいぶん）総統は24日、リサ・マクレーン米下院議員（共和党）ら超党派の米下院議員3人と台北市の総統府で面会し、台湾は米国やさらに多くの国と手を組んで民主主義陣営を強大にし、世界の安定と繁栄を共に築いていくと述べた。

蔡氏は米下院が現地時間20日、台湾への軍事的支援を含む緊急予算案を可決したことに感謝を示した。また議員らが行動で台湾への支持を表し、台米のさまざまな分野における協力増進の面で重要な役割を担っているとして、改めて感謝を表明した。

マクレーン氏は、米国の歴史は絶えず抑圧を乗り越え、全ての人に自由を確保してきたことだと言及。台湾も似た歴史を持っているため、海を隔てていても台米の関係は頑丈で、時間がたつほどより強固になると述べた。

マクレーン氏ら3人は超党派グループ「台湾コーカス」のメンバーで、23日から25日にかけて訪台。23日には、5月に総統就任を控える頼清徳（らいせいとく）副総統と面会した。