(台北中央社)16日の台湾本島は広範囲にわたって最高気温が30度を超える真夏日となった。東部・台東県では暖かく乾燥した風が山を越えて吹き下ろす際に気温が上がる「フェーン現象」が発生し、同県太麻里では午後2時半ごろ、この日の全国最高気温となる38.7度を観測した。
中央気象署(気象庁)は同県を対象に、気温が38度以上になる可能性があるとして高温情報のだいだい色信号を出した。北部・新北市と東部・花蓮県には気温が36度以上になる可能性があるとして、黄色信号を発表した。有効期間は同日午後5時まで。
同署は不必要な屋外での活動や労働、運動を控え、日焼け防止や水分補給を心がけるよう呼びかけている。
その他の地域では、台北市社子で36.7度、新北市屈尺で36.4度が観測された。