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ジャムやハンドソープに 台湾・花蓮でブンタンの加工場が供用開始

2025/06/20 17:58
ブンタンを使ったエッセンシャルオイルやハンドソープなどの加工商品=2025年6月20日、中央社記者張祈撮影
ブンタンを使ったエッセンシャルオイルやハンドソープなどの加工商品=2025年6月20日、中央社記者張祈撮影

農業部(農業省)が建設を支援した東部・花蓮県瑞穂郷の農業普及センターとブンタン加工場が20日、供用を開始した。ブンタンの大きさの分類や皮むき、果肉の取り出しなどが機械化され、人件費の削減が期待されている。

瑞穂郷のブンタンの栽培面積は約650ヘクタール、年間生産量は1万3000トンに達する。加工場では1カ月当たり650トンを処理可能で、これまで25~30人必要だった作業員が、今後は10人で済むようになる。果肉はジャムやドリンクに、皮から採取したエッセンスはハンドソープや洗剤、ブンタンの香りが付いた砂糖や塩などに加工できる。

瑞穂郷農会(農協)の黄盛皇総幹事は、ブンタン全てを利用でき無駄をなくせると強調する。また台湾では中秋節(中秋の名月、今年は10月6日)前後にだけブンタンを食べる習慣があるが、加工品は一年中食べられる商品などにでき、規格外のブンタンを使えるとメリットを語った。

(張祈/編集:齊藤啓介)

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20日、花蓮県瑞穂郷で供用開始した農業普及センターとブンタン加工場=2025年6月20日、中央社記者張祈撮影
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