(台北中央社)総統府国産潜水艦プロジェクトチームの座長を務める黄曙光氏は16日までに、蔡英文(さいえいぶん)総統に辞意を表明した。辞任は心身の疲労のためであり、他者や政治的な要素とは無関係だと説明した。
黄氏は同日夜に発表した声明で、今後は海軍や潜水艦の建造を請け負う台湾国際造船に民間人として協力し、さまざまな助言を提供するつもりだとした。
黄氏の辞任によるプロジェクトへの影響が懸念される中、邱国正(きゅうこくせい)国防部長(国防相)は17日、報道陣の取材に対し、潜水艦の国産は重大なプロジェクトであり、チームで引き続き進められていると説明。黄氏の辞任によって問題が生じることはないと述べた。