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欧州議会、台湾支持の立場表明 外交と安全保障関連政策の報告書可決

2024/02/29 14:18
EUの旗(ロイター提供)
EUの旗(ロイター提供)

(ブリュッセル中央社)欧州議会は28日、フランス・ストラスブールで本会議を開き、欧州連合(EU)の共通外交・安全保障政策(CFSP)と共通安全保障・防衛政策(CSDP)の年度報告書を賛成多数で可決した。台湾と中国は互いに隷属せず、台湾の国民によって選ばれた政府だけが国際的な場で台湾人民を代表できるとする立場などが盛り込まれた。

報告書では、悪意のある偽情報の発信を通じ、台湾の民主主義や法の支配に対する信頼を破壊する中国の行為に強く関心を払うことや、台湾海峡情勢の悪化を避けるための予防外交の必要性などにも言及。中国が台湾への軍事挑発を続けていることを厳しく非難し、一方的に台湾海峡の現状を変えるいかなる行為にも断固として反対するとした。

また欧州委員会や加盟国に対し、世界保健機関(WHO)や国際民間航空機関(ICAO)、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)などへの台湾の意義ある参加を支持するよう呼びかけた。

台湾が世界的なサプライチェーン(供給網)やルールに基づく国際秩序による重要な役割を果たしていることを強調した上で、欧州委員会に対して、台湾との二者間投資協定(BIA)に関する予備協議を直ちに行うよう求めた。

(田習如/編集:齊藤啓介)

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