(台北中央社)来年1月の総統選で、無所属での出馬を表明し署名方式で立候補の資格を得た鴻海(ホンハイ)創業者の郭台銘(かくたいめい)氏は、立候補の届け出が締め切られる24日、選挙からの撤退を発表した。
声明では「人は退くが志は退かない」とするとともに、自身が選挙から撤退することで政権交代が実現し、台湾が変化することを願った。
郭氏は、立候補の必要数を大きく上回る90万人超の署名を集めたが、各種世論調査で支持率が主要候補の最下位に甘んじていた。
これで選挙は与党・民進党候補の頼清徳(らいせいとく)副総統、最大野党・国民党候補の侯友宜(こうゆうぎ)新北市長、野党第2党・民衆党候補の柯文哲(かぶんてつ)前台北市長による三つどもえの戦いとなる。
(編集:羅友辰)