(台北中央社)アジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易相会合が台湾時間27日、米中西部ミシガン州デトロイトで閉幕した。出席した鄧振中(とうしんちゅう)行政院(内閣)政務委員(無任所大臣)は、環太平洋経済連携協定(TPP)への台湾加入に対する支持を呼びかけた。
行政院の報道資料によれば、鄧氏は、台湾は貿易や投資に関する高い基準を受け入れる準備が整っているとし、TPP加入国の支持を得て早期に加入することでアジア太平洋地域の繁栄に貢献できることを願っていると語った。
また、台湾は持続可能で包括的な経済成長の重要性も高く認識していると説明。政府は台湾原住民(先住民)や労働者の権利の確保を推進している他、中小企業の発展を支援したり、ジェンダーの平等を目指す取り組みを進めたりしていると話した。