(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は16日、ケン・カルバート米下院議員(共和党)率いる超党派の議員団と総統府(台北市)で会談した。米国や理念の近い国々と連携を強化する姿勢を改めて示し、地域の平和と安定、全世界の民主主義の強靭(きょうじん)さを守るため力を貢献していきたいと語った。
一行はいずれも米下院歳出委員会のメンバーで、カルバート氏は同委員会国防小委員会の委員長を務めている。蔡総統は、米国の国防政策や資源配分に重要な影響力を持つ議員たちだとし、台湾の安全や台米関係への重視を十分に示していると歓迎した。
また、台湾は民主主義を守る最前線にあると言及し、自己防衛能力を高め続け、国家の安全を確保し地域の平和と安定を維持していくとの立場を表明した。
カルバート氏は、地域の平和と繁栄を促進するための訪問だとし、米台関係のさらなる強化に期待を寄せた。