南部・嘉義県民雄郷で8月30日、県の重要な民俗宗教行事「民雄大士爺文化祭」の幕開けを告げるパレードが行われた。雨の中、30組以上の隊列と1000人余りが街を練り歩き、祭りの象徴である紙製の大士爺像も参加した。
大士爺は観音菩薩の化身で、鬼(幽霊)をつかさどる神とされ、民雄大士爺廟に祭られている。同廟では、地域の安定や天候に恵まれること、人々の平安を祈願するため、毎年旧暦7月に民雄大士爺文化祭を開催。廟を中心に、無縁仏の霊を供養する「普度」や巡行、水灯を流すなどの儀式が行われる。
祭りでは毎年、威厳のある大士爺の紙製神像が特別に作られる。神像は普度の場を守り、秩序を監督するとともに、無縁仏の霊を供養する役割を担うとされている。毎年数十万人が訪れる同文化祭は、今年は9月2日から4日まで開催される。
8月30日のパレードはあいにくの雨の中で行われた。紙で作られた大士爺像を守るため、廟の関係者は神像を乗せた竹製のみこしの周囲と上部を透明なビニールシートで覆った。大士爺像は雨に濡れることなく、参加者とともに街を巡った。