離島・金門県動植物防疫所は4日、ヒアリが発見された県西部の烈嶼でドローンによる薬剤散布を実施した結果、防除効果が確認されたとして、今年は金門本島を含む県内各地で同様の対策を順次導入する方針を示した。
ヒアリは強い毒性を持つ外来生物。刺されると死に至ることがある他、農作物に被害を与えることもある。
同県では2014年にヒアリの侵入が確認されて以降、農業や住民生活への影響が続いている。24年末には政府関係機関が金門で防除策を協議し、烈嶼でドローンによる薬剤散布の試験導入を決定した。
25年に実施した検証ではヒアリの発生率低下が確認された。人力による散布では地形の影響で死角が生じていたが、ドローンの活用により薬剤を均一に散布できるようになり、防除効果の向上につながったとしている。
防除効果の一例として、県内のユーラシアカワウソの生息地である県北部の青嶼では、ヒアリの侵入で一時カワウソが姿を消したものの、県や保護団体による半年間の防除活動の結果、再び姿が確認された。
