台湾茶の主要生産地として知られる中部・南投県では、今年初頭の雨不足で、茶の生産に影響が広がっている。発芽率が下がっている他、枝が枯れるなどの被害も出ており、同県内選出の立法委員(国会議員)は農業部(農業省)に対して生産者への支援を求めている。
2日に農業部や県政府の関係者らと竹山鎮や鹿谷郷の産地を視察した游顥(ゆうこう)立法委員(野党・国民党)は、竹山鎮では1月はほとんど雨が降らなかったと説明。農業部が救済措置に関して定めている基準「連続した30日間の累積降水量が20ミリ以下」に達しており、近隣県市の生産地よりも厳しい状況だとした上で、救済措置を速やかに行うとともに、手続きを簡略化するよう求めた。
この日は、11月の南投県長選に民進党から出馬する予定の温世政(おんせいせい)氏も産地を視察した。温氏は、竹山鎮の高齢の生産者が枯れた茶の芽を見つめながら、不作の苦境を語りながら涙をこぼしている様子を見て、胸が痛んだと語った。また同行した農業部の職員に対し、補助の認定は「寛大に、簡単に、速やかに」行う必要があると伝えたと話した。