(台北中央社)台湾映画として歴代興行収入1位を記録した「陽光女子合唱団」が中国の短文投稿サイト「微博」(ウェイボー)での紹介文で「中国台湾地区」と表記し、物議を醸している。李遠(りえん)文化部長(文化相)は31日の立法院(国会)でこれについて、統一戦線工作に等しいとの見方を示した。団結の必要性を強調し、過去に中国に進出した全ての映画事業者と対応について協議する方針を明らかにした。
ウェイボーの同作公式アカウントは23日の投稿で、同作について「中国台湾地区の華語映画で歴代興収1位になった」と紹介。これに対し、台湾のインターネット上では「自身による矮小(わいしょう)化」だとの声が上がっている。
李氏は、同作のプロデューサーが昨日、自身のもとを訪れたと明かし、台湾映画を中国に販売するには、中国の国営映画企業2社(中影・華夏)を経由することが必要で、売れた後には宣伝は中国側企業に委ねられることになると説明した。
李氏は、中国は巨大な自国映画市場を利用して台湾映画を恣意(しい)的に改変したり、操ったりしているとし、これは統一戦線工作に等しいと指摘。最も恐ろしいのは、これによって台湾内部の対立と憎しみが引き起こされることだとし、団結して注意を向けるべきだと述べた。また、文化部の映画振興策によって台湾の市場をより一層大きくし、中国市場からの脱却を後押しする考えを示すとともに、台湾の観客に対し、国産映画への支持を呼びかけた。