旧正月(春節)を来月17日に控え、中部・雲林県の建国眷村では、旧暦の大みそかに食べるおせち料理の下ごしらえ作業が始まった。手作りのソーセージを吊るして、天日干しで乾燥させる作業風景なども見られた。
眷村は戦後、中国大陸から台湾に移り住んだ軍人やその家族を中心とする居住集落。旧正月が近づくと、村の人たちはおせち料理に欠かせない食材の準備などで忙しくなる。
地域の発展を促進する「建国眷村再造協会」の魯紜湘理事長も中華風ベーコンと呼ばれる臘肉(ラーロウ)やソーセージなどの手作り作業に取り組んでいる。「これが眷村での日常」だとし、旧正月や何かの祝日の日には中国各省からやってきたそれぞれのエスニック・グループの人々が「我が家のおせち」を手作りすることになる。
建国眷村は日本統治時代に整備された日本海軍航空隊虎尾飛行場の兵舎群が前身。2006年に最後の居住者の引っ越しにより、廃村となったが、18年前、魯さんの奔走により、復活を遂げた。