農業部(農業省)は14日、同部苗栗区農業改良場が蜂蜜の採取における状況没入型デジタル教材を開発したと発表した。実際に養蜂場に行かなくても気軽に養蜂箱を開き、女王蜂を探すことなどができるとしている。
現実世界に仮装世界を映し出す技術を指す複合現実(MR)の技術を活用して実現した。
同農改場は蜂の飼育について教えたり学んだりする際、従来の場合、実際に養蜂場を訪れる必要があると指摘。初心者や蜂が怖い人にとってプレッシャーを感じやすい他、蜂に刺されるリスクもあると説明した。
台湾での没入型蜂蜜採取デジタル体験教材の開発は初めて。デジタル技術を通じて、養蜂場の管理や採蜜プロセスなどをシミュレーションすることで、体験者は天気や場所、蜂の状況などの影響を受けずに、手を差し伸べるだけで採蜜の道具を操作し、一連の流れを繰り返して行える。