南部・台南市安平区の安平漁人碼頭(フィッシャーマンズワーフ)に12日、台湾の人気キャラクターIP(知的財産)、卡比胖拉(カピバラ)の巨大バルーンが登場した。高さ12メートルに達し、気持ち良さそうに湯船に漬かっている可愛い表情で、見る人の顔をほろこばせる。
市観光旅遊局が卡比胖拉をテーマとした観光PRイベントの一環。黄偉哲(こういてつ)台南市長は卡比胖拉が同市で姿を見せるのは初めてだと言及。イベント終了後、撤去される外国のキャラクターと違って、卡比胖拉は展示期間が終わったあとも、台南に残り、市の新しいランドマークと楽しい象徴になると語った。
お風呂を楽しむ形をした卡比胖拉。右手には地元の特産品、緑色のポンカン「青皮椪柑」を持ち、埠頭(ふとう)に浮かんでいる。夜には音楽とライトの変化とともに、昼間とは違う視覚的魅力を見せるという。
同市によれば、会場にはカビバラを模した巨大バルーンの他に、計52の中小型のカビバラ型のインスタレーションも設置されている。市産果物や地元ならではのグルメなども提供され、市は祝日の教師節(教師の日)や中秋の名月、中華民国国慶日(国家の日)などが集中する9月下旬から10月上旬にかけて台南を訪れ、素敵なひとときを過ごすよう呼びかけている。
イベントは10月19日まで。