シンガポール動物園で飼育されていた雄のマレートラ、Arhaaが25日、台北市立動物園に到着した。今後台北で飼育されている雌との繁殖が期待されている。
マレートラは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで近絶滅種に指定されている。今後1カ月の検疫期間を経て、カップリングが行われる。
台北市立動物園によると、Arhaaは2020年にシンガポール動物園で生まれた。体重は138.6キロで性格は穏やか。飼育員に対しても攻撃的にならないという。
マレートラの繁殖計画を巡っては、今年2月にも台北で飼育されていた雌1匹がシンガポールに運ばれている。
台北市立動物園は、毎年7月29日は世界トラの日だとし、26日には園内でトラの生態について解説するイベントを行ったとしている。