中部・台中市郊外の東勢区で、ナシの収穫期を迎えている。収穫間近のナシを盗難から守ろうと、台中市政府警察局東勢分局は、通信アプリ「LINE」で里長(町内会長に相当)や生産者とのグループを作って情報提供したり、夜間のパトロール回数を増やすなどの対策を講じている。
同分局によれば、東勢区では豊水や新興、秋水、宝島甘露などのナシを生産しており、いずれも価格が高いという。
同分局茅埔派出所の洪冠崴所長は、ナシは1年に1回しか収穫できず、栽培には手間がかかるとし、農家の人々が丹精込めて育てた農作物を無事に収穫できるよう、収穫期には特別態勢でパトロールなどに当たっていると説明。不審な人を見かけたらすぐに通報してほしいと呼びかけた。