(台北中央社)半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家(ぎてつか)董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)は17日に行われた投資家向けの説明会で、熊本第2工場は年内に着工する予定だと明かした。
着工時期は現地インフラの整備状況に左右されると付け加えた。
同工場は当初、今年3月までに着工予定とされていた。6月には魏氏が、現地で深刻化する交通渋滞に配慮してやや遅らせるとしていた。
また米アリゾナ州の工場について、魏氏は建設が終了している第2工場の量産開始を「数四半期」前倒しできるよう準備を進めていると説明。最終的には六つのウエハー工場に加えて二つの先端パッケージング施設、研究開発センターも整備し、AI(人工知能)分野のサプライチェーンを強化するとした。