南部・高雄市の台湾鉄路(台鉄)高雄駅の中央地下広場にこのほど、自動で音楽を演奏するパブリックアート「聴蒸気」がお目見えした。蒸気機関車の汽笛の音を織り交ぜた音楽が定時に演奏され、高雄駅だけにしかない儀式感を演出している。
作品はパイプオルガンと金属でつくられ、303本のパイプと13の音栓を備える。
現在は試験運用段階で、8月中旬に行われる開幕音楽会で正式に供用を開始する予定。現在は試験用楽曲として、テレサ・テンの「月亮代表我的心」やバッハの「トッカータとフーガ ニ短調」などが演奏されている。
(蔡孟妤/編集:名切千絵)