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爆発で休業の百貨店、近隣ホテルに仮設売り場 テナント店員の雇用確保 台中新光三越

2025/03/04 18:40
臨時売り場で顧客にサービスを行う、化粧品ブランドの店員(右)=2025年3月4日、中央社記者郝雪卿撮影
臨時売り場で顧客にサービスを行う、化粧品ブランドの店員(右)=2025年3月4日、中央社記者郝雪卿撮影

先月のガス爆発で休業を余儀なくされている中部・台中市の百貨店「新光三越台中中港店」が、4日から近隣のザ・リンホテル(林酒店)内に臨時の販売スペースを設けている。テナントの店員の雇用確保が目的の一つで、化粧品関連の13ブランドがブースを開いている。

同店は臨時の販売スペースを複数箇所に計画。今月1日から営業を行っている台中世界貿易センター内の会場には、衣類やスポーツ用品、日用品のブランドなどが出店している。

報道陣の取材に応じた新光三越の広報担当マネジャー、張家斉さんは、二つの会場にそれぞれ約100人のスタッフが勤務していると説明。貿易センターの会場には、初日からの3日間で約8500人の顧客が訪れたと話した。

傘下ブランドが出店している資生堂の担当者は、多くの顧客がスタッフの現状を気にかけてくれており、臨時の販売スペースでサービスを提供できてうれしいとコメント。一部のスタッフは市内の他の百貨店に勤務しており、これまでに退職者は出ていないと語った。

爆発は先月13日昼、改装工事中のフロアで発生。従業員2人と観光で台湾を訪れていたマカオ籍の夫婦2人が死亡した他、38人が負傷した。盧秀燕(ろしゅうえん)台中市長は爆発当日、安全性が確認できるまで同店を営業停止にすると発表した。

(郝雪卿/編集:田中宏樹)

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