台湾有数の米どころ、東部・台東県関山鎮で田んぼの守り神とされる「神猫」をイメージした田んぼアートが見頃を迎えている。
関山鎮農会(農協)がかつての精米工場を改造して設立した「関山米国学校」が企画した。色の異なる6色の稲が使用され、神秘的な雰囲気に加え、上品さや頼もしいオーラも感じさせる。
手掛けたのは、世界を舞台に活躍するアーティストの王韻筑さん。王さんは2年連続で関山米国学校の田んぼアートの制作を担当。東西の文化における猫の象徴からインスピレーションを得たのもあり、命と豊作をもたらす大地への深い敬意を示そうと、今作を「神喵報稲」と名付けたと説明した。
関山米国学校は東部を縦断する平原「花東縦谷」の真ん中地帯にある。同施設が作った花畑や稲の迷路を楽しもうと毎年の旧正月(春節、今年は1月29日)休みの期間中、大勢の行楽客で賑わう。昨年は田んぼアートを企画したところ、人気を博したことから今年も田んぼアートの制作を決めた。