中部・台中市内の交差点で、信号機と同じ色の光線を地面に投影する装置が試験的に運用されている。スマートフォンを操作しながら歩く通行人などが信号に気づかず無視してしまうことの減少を狙っている。同市が28日、報道資料で紹介した。
市は2018年に地面に埋め込むタイプの信号を市内の交差点に試験的に設置した。だが通過する車両の重みや道路工事などで壊れやすかったため、投影式を新たに開発した。投影式は省スペースな上に設置やメンテナンスが容易だという。
市は試験運用が好評なため、今後も適切な場所での実証を継続していくとした。