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台湾の「ミスタープロ野球」の少年時代描いた漫画、来月ウェブ連載へ

2024/02/24 16:22
漫画「一百万次的揮棒」の座談会に出席した彭政閔さん
漫画「一百万次的揮棒」の座談会に出席した彭政閔さん

「中職先生」(ミスター台湾プロ野球)と呼ばれる彭政閔さんの少年時代を基に描いた漫画「一百万次的揮棒」(仮訳:百万回のスイング)が来月4日から、漫画サイト「CCC追漫台」に連載を始め、単行本は下半期に出版される予定。

台北市内で開催中の本の見本市、台北国際ブックフェアで23日、関連の座談会が開かれ、彭さんは台湾の「国球」とされる野球の伝承につながることに期待を示した。

「一百万~」は漫画家の漢宝包(本名・蕭乃中)が脚本を、若手漫画家の楊白が作画を担当した。楊は日本の野球漫画「ダイヤのA」を読んだのをきっかけに野球を好きになったという。

漢宝包は、少年時代の彭さんはチームメートより体が小さくプレーもうまくなかったにもかかわらず、野球を諦めなかったことに言及。漫画を通じてこの精神を伝えたいと話した。

▽彭政閔

1978年生まれ。2001年に中信ブラザーズの前身である兄弟エレファンツに入団し、19年に引退した。首位打者を5度、最多安打、最優秀選手を1度獲得した他、球宴ファン投票では15年連続で最多得票となるなど、人気と実力を兼ね備えたスター選手だった。通算成績は2044安打、192本塁打、1096打点、打率3割3分3厘。

(陳容琛/編集:羅友辰)

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