台湾プロ野球、統一ライオンズが春季キャンプを張る南部・台南市のアジア太平洋国際野球訓練センター(亜太棒球村)には20日、千人近くのファンが集まった。
西武に在籍経験があり今季から統一でプレーする郭俊麟投手(31)は、大勢のファンが朝早くから列に並んでいるのを見て驚いた。「日本でキャンプに参加しているような気分だ」と話した。
キャンプは8日にスタートしたが、有観客で実施されるのはきょうが初めて。野球教室やハイタッチ会、ブルペン見学などでファンを楽しませた。郭は、近距離で選手たちと触れ合うことはファンにとって素晴らしい体験になるはずだと喜んだ。
キャンプの観覧は21、27、28日にも予定されている。
▽郭俊麟
2019年に西武を退団後、台湾で楽天モンキーズ、富邦ガーディアンズ、台鋼ホークス、統一ライオンズの4球団を渡り歩き通算5勝14敗、防御率5.05。統一からは先発、中継ぎの両方をこなせる戦力として期待されている。