「木育」新製品をお披露目　国産木材の積み木や木琴など／台湾

農業部（農業省）林業・自然保育署は13日、子育てや教育に木を取り入れることで木や森林への理解を深める「木育」に関する製品の発表会を開いた。発表された製品は、国産木材の積み木や木琴、森林を題材にした絵本など。同署は持続可能な森林経営の素晴らしさに小さい頃から触れ、体験することを次世代の子どもたちに根付かせたいとしている。

同署が民間企業と手を組んで開発した。このうち積み木は「木」の漢字をかたどり、タイワンスギやクスノキ、タイワンゴヨウマツなど6種類の国産木材を原料にした。同署によれば、対象年齢は2歳以上。積み重ねたり並べたりして遊ぶことで、目と手の協調性や手で細やかな動作を行う能力を鍛えられる上、子どもに異なる木材の魅力を比較させることもできるという。

同署は2017年に「国産材元年」を宣言して以降、持続可能な森林経営を重点施策とし、生産性のある人工林の経営や森林産業の技術向上、関連製品の開発を推進している。