中部・雲林県の台湾糖業虎尾製糖工場で使用するサトウキビを運搬する全国で唯一現役の糖業鉄道が13日、今期の運行を始めた。同工場によると、15日からサトウキビの収穫シーズンに入り、製糖作業は来年3月まで行われる予定だという。
同工場は、南部・台南市の善化工場とともに、台湾で現在でも製糖を続ける2工場のうちの一つ。列車は1日12本運行され、工場のある虎尾鎮と同県東勢郷を結ぶ。うち台湾高速鉄道と交差する地点は近年鉄道ファンの撮影スポットとして人気だ。
同工場では、列車との接触事故が多く発生しているとし、注意を呼びかけている。