北部・苗栗県銅鑼郷にある金運の神様を祀る廟で、さい銭や神様に奉納する金のメダルを盗んだとして30代の男が逮捕された。
同県警察局苗栗分局の徐文明副局長は24日、同郷の財神廟でこのほど、神像の首にぶら下がっている金のメダルが盗まれた事件が発生したと指摘。警察が廟や周辺の監視カメラの映像から男を特定したと説明した。
警察によれば、男が廟内で神様の意見を聞くための道具「ポエ」を使って神託を伺ったところ、神様の了承を得たことを示す「聖筊」が1回出た。男は廟内に誰もいないときを利用して神像から金のメダルやさい銭約1000台湾元(約4700円)を盗んだという。
調べに対し、男は「事前に神様の承諾を得ていた」と容疑を否認している。
警察は窃盗容疑で男を苗栗地方検察署(地検)に送検する方針。