北部・新北市でこのほど塀の金網にひっかかった状態で見つかった猫が手術で一命を取り留める出来事があった。術後の経過は良好で、猫を保護した施設は家族として迎えてくれる里親を募集している。
同市政府動物保護防疫処が24日、報道資料で発表した。同処によれば、先日市民から塀に猫が取り残されているとの通報が寄せられた。職員が駆けつけたところ、兵舎の塀に取り付けられた金網にしっぽがひっかかって、ぶら下がる姿でもがいている猫を発見した。
職員や兵士たちは猫のしっぽが絡んでいる部分の金網を切って、金網ごと猫を同処の医療センターに送った。獣医師は、猫の宙吊り状態がしばらく続いたため、右足をけがした他、しっぽの骨が折て壊死を起こしたとし、傷によって感染が起こり命の危険にさらされないよう、やむなくしっぽを切断したと説明した。
同センターの職員によれば「搬送されてきたネコの多くは事故や高所から落下したためで、しっぽがひっかかるケースは初めてだ」とか。