中部・南投県のダム湖「日月潭」で30日、貯水率が90%を下回り、ここに設置されている9匹のカエルが重なった銅像「九蛙畳像」のうち、6匹が湖面に姿を見せている。
標高748メートルの地点にあり、面積8.2平方キロメートルに達する日月潭。風光明媚な景勝地として知られ、水位の変化によって湖面に現れるカエルの数も変わる。
経済部水利署中区水資源局の統計によれば、同ダムの貯水率は昨年12月1日時点では98.2%だったが、今月30日には89.5%に下がった。貯水率が84%まで下がると、一番に下にある9匹目のカエルが水面に顔を出すことになるという。
台湾中部では毎年10月から翌年1~2月にかけて雨が比較的少なく乾季を迎える。これに加え、同ダムはかんがい用水としても利用されているため、ダムを管理する台湾電力は節水を呼びかけている。