二酸化炭素(CO2)排出量が少ない「低炭素観光」を推進する新北市は、公共交通機関でアクセスできる市南部一帯のハイキングコースを「スマイルトレイル」(微笑山線)としてブランド化し、誘客を図っている。市観光旅遊局は23日、春節(旧正月)連休中の家族でのレジャーにもぴったりで、食べ過ぎたカロリーの消費にも役立つとして来訪を呼び掛けた。
微笑山線に含まれるのは、樹林から鶯歌、土城、中和、新店、深坑、石碇、平渓までの地域のハイキングコース。これらの地域をつなげていくと、半円を描く笑顔のような曲線が浮かび上がることから命名した。
土城区と三峽区の境に位置する天上山は、標高はそれほど高くはないものの、視界が開けており、台北盆地の西側やさらに遠くの大屯山、観音山一帯まで見渡すことができる。
同局は、公共交通機関を利用して微笑山線でハイキングを楽しみ、カーボンフットプリントを減らすとともに、自然の風景を味わってほしいとしている。