台南市政府警察局永康分局は29日、「台南市政府警察局」などの文字が書かれたシールを自家用スクーターの車体に貼っていた配達員の男性を、公務員の肩書や服装などを冒用した罪で送検したと発表した。
同局によると、「台南市政府警察局巡邏車」と書かれたスクーターの写真がインターネット上に投稿されているとの通報があり、持ち主の男性に説明を求めたところ、ショッピングサイトでシールを見つけ、斬新だと思い購入したと供述したという。
また車体には「そんな車両はない」と書かれたシールも貼られていたが、文字が小さく、市民が警察車両と誤認する可能性があると指摘。警察車両の私的利用や配達の副業をしていると市民が誤解しかねず、イメージを損なうと説明した。
同局は、政府機関の肩書や服装、記章を冒用する違法行為をしないよう呼びかけている。