(花蓮中央社)東部・花蓮県警察局玉里分局は7日、玉里鎮卓渓山の国有地でキノコのベニクスノキタケ267.26グラムを違法に採取したとして、同鎮に住む男(74)を森林法違反の疑いで送検したと明らかにした。
ベニクスノキタケは台湾固有種で、解毒作用や免疫力強化などの効果があるとされる。
同分局によると、先月19日、行政院(内閣)農業委員会林務局花蓮林区管理処の関係者が不審者を見つけ、警察官らと捜査していたところ、下山している男を発見。職務質問で背負っていたリュックから鎌や懐中電灯、ベニクスノキタケが見つかった。
男はタクシーで来たと供述しているが、監視カメラなどにタクシーは写っておらず、共犯者がいるとみて、捜査を続けている。
同分局の温基興局長は、森林は全国民の財産であるとして、山地で天然資源を自分のものとしたり、違法な利益のために盗んで販売をしないよう呼び掛けている。