台北市政府は20日、新型コロナウイルスの国内感染者数増加を受け、無症状や軽症の患者などを対象とする自宅療養を開始した。
蔡炳坤(さいへいこん)副市長はこの日、18日から試験的に自宅療養を実施していた信義区の状況を視察。カップラーメンやビスケット、オートミールの他、マスクや体温計、ゴミ袋、検査キットなどが入った、患者に配布される自宅療養セットも公開された。
游竹萍信義区長によると、日頃服用している薬の受け取りについては、薬剤師の団体が調合した上で、近隣の薬局が届けるという。またゴミ捨てに関しては、10日間に2回代行を依頼することが可能と説明。電話で申請し、係員が回収する予定だが、実際の状況を見て調整する方針。