1949年に上海から基隆に向かっていた客船「太平輪」が貨物船と衝突して沈没した太平輪事故から73年となった27日、慰霊碑がある基隆市の沙湾歴史文化園区で追悼式が行われた。
追悼式が同園区で行われるのは初めて。園区内には1880年代半ばに起きた清仏戦争の遺構や日本統治時代の海水浴場跡などがある。林右昌(りんゆうしょう)基隆市長は、歴史の軌跡を見ることができ、歴史を深く理解できると語った。
太平輪事故では太平輪と貨物船双方合わせて約1000人が死亡。生存者はわずか50人程度だったとされる。
(王朝鈺/編集:齊藤啓介)