大陸から強い寒気が南下した影響で12日の台湾は各地で気温が低下した。標高約1900メートルの地点に位置する北東部・宜蘭県の景勝地、太平山国家森林遊楽区では同日未明、園内の木々の枝葉に霧氷がつき、白銀の景色が広がった。
同遊楽区管理センターの林志雄さんによれば、園内は昨夜9時頃、気温が氷点下1度まで下がった。雪は降らなかったものの、夜中に冷たい風が吹き、付近の木々には霧氷が花を咲かせたように付着した。素晴らしい光景に感動しつつ、来園者たちは夢中でシャッターを切っていた。
翌日早朝、気温が上がる共に、美しい霧氷の世界も姿を消してしまった。