南部・嘉義県梅山郷に開通した台湾一長い吊り橋「太平雲梯」広場に巨大サイの彫像「金鋼犀牛」が現れた。高さ2メートルを超えるステンレス製のオブジェで、現代アーティストの施力仁さんが手掛けた。施さんは27日に開かれたPR記者会見で、サイは生態系における重要な存在だが、角などが漢方薬の材料として利用されるのに加え、人間の貪欲により絶滅の危機にさらされていると言及。サイの彫刻を通じて生態系に対する人々の関心を引き起こせばと期待した。2017年にイタリアで開催された現代美術の国際展ベネチア・ビエンナーレの出展作品でもある「金鋼犀牛」。来年1月1日から6月30日まで大小様々なサイの彫像と共に皆の来場を待っている。