(台北中央社)9月28日から10月1日までインドのアーメダバードで行われた水泳アジア選手権の競泳部門で、台湾の王冠閎(23)が男子100、200メートルバタフライで2冠を達成した。リレー種目も合わせ、金2、銀3の計5個のメダルを手にした。
大会初日は100メートルバタフライに出場し、52秒41で金メダルを獲得した他、男子400メートルメドレーリレーで2位に入った。2日目は男子800メートル自由形リレーで4位だった。
3日目は混合400メートル自由形リレーで2位。50メートルバタフライでは4位だったものの、24秒14で台湾記録を更新した。
最終日は3種目に出場。200メートルバタフライでは、日本の倉塚遼に一時リードされるも逆転し、1分56秒63で金メダルに輝いた。男子400メートル自由形リレーではアンカーを務め、銀メダルを獲得した。一方、混合400メートルメドレーリレーでは3番手の王がフライングして失格となった。
コーチの黄智勇さんは中央社の取材に応じ、王が同大会で2冠を達成した初の台湾人競泳選手となり、愛弟子の活躍は予想以上だったとたたえた。4日間でリレー種目を含めて8種目に出場したため、個人種目のみに出場した五輪や世界選手権と比べると全体の負荷が異なったものの、バタフライでのパフォーマンスには満足していると語った。