(新北中央社)台湾プロ野球・富邦ガーディアンズは23、24両日、本拠地の新荘野球場(北部・新北市)で「阪神タイガースデー」を開催した。阪神OBの鳥谷敬氏と秋山拓巳氏が両日の始球式にそれぞれ登場した他、23日の始球式では富邦の副ゼネラルマネジャー(GM)兼ファームマネジャーで元阪神の林威助氏がバッターを、元西武の張奕選手がキャッチャーを担当した。
富邦の報道資料によれば、両球団のコラボレーションイベントは初めて。
23日の始球式でピッチャーを務めた鳥谷氏は取材に応じ、新荘野球場に足を踏み入れるとまるで米大リーグの球場であるかのような感覚を覚え、現役の頃のことも思い出したと言及。現役時代には、今年2月に引退を表明した陳偉殷(チェン・ウェイン)氏や陽岱鋼選手とも何度も対戦したことがあり、印象に深く残っていると振り返った。
ここ数年、台湾の野球選手を観察しているという鳥谷氏。米国選手のようなパワーを持つ打者が多く、日本野球で求められる緻密さも備えていると評価し、日米の野球の長所をバランスよく取り入れ、成績もどんどん良くなっていると話した。
秋山氏は24日の始球式に登場。バッターと主審は、甲子園球場の整備を担当する阪神園芸の谷端祥壮さんと萬波広士さんが務めた。両氏は新荘野球場の整備担当者との技術交流も行った。
阪神デーに合わせて、24日には同野球場で阪神が野球教室を開いた。地元小学校や台北日本人学校の児童約50人が参加し、鳥谷氏や秋山氏、林氏の指導を受けた。