台湾の大学入学試験の一つで、受験生が大学進学に必要な基礎学力を備えているかを測る共通テスト「大学学科能力試験」(学測)が、17日から19日にかけて各地の試験会場で一斉に行われた。台北市の建国高校には「金のちまき」をかたどった縁起物が飾られた。
1日目に数学Aと自然(理科)、2日目に英語と国語総合、国語写作(作文)、3日目に数学Bと社会を実施した。出願者はこれまでで5番目に少ない約12万1500人だった。
社会では、台湾東部の砂糖工場や南アジアのせき止め湖、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場稼働など、国内外の時事を結び付けた問題が出された。人工知能(AI)がもたらした経済格差や、SNS上で見られる、考えが近い人同士が集まることで異なる意見が無視される「エコーチェンバー現象」の議題も取り上げられた。
試験会場となった北部・新北市の板橋高校では、最終科目の試験終了を知らせるチャイムが鳴ると受験生らの歓声が響きわたり、うれしさのあまり「終わった」と叫ぶ生徒もいた。


